
薬剤師の資格取得は薬学6年生を卒業して国家試験合格、かなりレベルの高い資格です。
そんな薬剤師ライセンスの平均年収が高いか安いか?薬剤師の資格を持っている方、これから薬学部を受験しようと考えている方すごく気になりますし重視する点です。
そこで今回調べてみましたので説明します。
目次
Q1 業種別・年齢別による平均年収
Q2 地域・企業の規模により異なる平均年収
Q3 業界の年収現状は?
Q4 まとめ
1. 業種別・年齢別による平均年収
業種別・年齢別による平均年収 薬剤師の資格で働く業種がいくつかあります。
一番人気の企業薬剤師(DI、研究、管理‥)から調剤薬局、病院、ドラックストア、MR、それと枠が少ない公務員(保健所・県庁など)があります。
付属している薬剤師が多い病院、調剤薬局、ドラッグストア(DS)の年齢による平均年収を比べてみます。
☆ 年齢による平均年収早見表
年齢 | 調剤薬局 | 病院 | ドラッグストア |
---|---|---|---|
25歳 | 380万 | 320万 | 400万 |
30歳 | 410万 | 390万 | 495万 |
35歳 | 425万 | 435万 | 530万 |
40歳 | 495万 | 480万 | 560万 |
50歳 | 510万 | 530万 | 580万 |
このように年齢で比較すると良くわかります。
1番高給はドラッグストアになります。あくまでも平均年収ですが一部の企業(ドラッグストア)で新卒全国一律、600万もあります。
薬剤師は転職を繰り返す職種のひとつですが、この繰り返すことに危険があります。
※危険(転職を繰り返す事で抱える3つの大きなリスク)のコラムはこちら
2. 地域・企業の規模により異なる平均年収
めずらしい逆転現象!!一般的な仕事と逆の現象がおきる資格が薬剤師です。
一般的に地方と都会を比較すると都会の方が賃金が高くなります。
例えばコールセンター、製造業・工場などは賃金が安く人材募集がしやすい地方に作っていきます。
同じ医療分野でも、不足している看護師もやはり東京・神奈川などが全国の中でも平均年収が高くなっています。
しかし、薬剤師は福岡(博多中心)、東京、神戸の順に平均年収が低く、次いで安いエリアが大阪、仙台、札幌が安い2番手グループ。これらのエリアは大手調剤チエーンが平均年収相場をつくっていっている状況です。
平均年収が高い地域は、中国地方の日本海側の島根・鳥取、東北の日本海側の秋田・山形・青森で各県の中心部以外の郡、町、村に高い年収が出ます。
安いエリアは経験がなければ400万きる可能性があり、経験(調剤5年以上)があれば500万ぐらい。
高いエリアは経験がなくても優遇され住宅関係の手当てなども充実され、550万を超え600万、700万がみえてきます。
このような現状は厚生労働省が提供している「賃金構造基本統計調査」ではわかりません。
また、企業の規模が大きくなると融通が利かなくなるところが多くなりますので、年齢が高くなっても高い年収提示が難しくなります。企業規模が小さいところの方が融通がききます。
※企業規模の小さい・大きい どっちが平均年収高くなる?メリットデメリット?」のコラムはこちら
3. 業界の年収現状は?
薬剤師業界の年収の現状が5年程度で変わる職種と安定している職種があります。
企業・MRなどは短期間で大きく変化はしません。まして公務員の薬剤師資格を活かした麻薬取締官や食品衛生監視員などは変化はなく、年齢による平均年収を描くことができます。
調剤薬局・ドラッグストアに関しては、5年スパン程度でも変化していきますし、10年もたてば大きく変わることが過去にありました。
この辺の詳細は、この業界に経験あるコンサルタントに聞いてみると面白い話しが聞けます♪
4. まとめ
一般の大卒40歳の平均年収433万に比べると薬剤師の年収はやっぱり高くなります。
また、上下の幅が少なく若いときから400万ぐらいと高く、経験・年齢が高くなることで200万ぐらいプラスされます。
更に薬剤師が不足しているエリア(薬剤師が行きたがらないエリア)は、100万アップされるのが薬剤師の年収ではないでしょうか。
ただ、1000万の大台を目指すには、独立を考えるか、一般企業へ薬剤師の資格をいかして就職をされた方が上手くいくかもしれません。
こんな時代、年齢が高くなるとリストラになる一般職に比べると非常に優遇されている安定した資格ですね。
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